私は戦争に行く前からこんなにも心ない人間だったか?
どこか一部分置き忘れてきたんだ
そしてここは遠い遠い祖国なのだ
<あらすじ>
隊長と部下、戦時下のストイックな規律と上下関係から生まれた純愛。
南方戦線での状況下、たびたび問題を起こしては処罰される部下・早川と、厳しい隊長の竹内。二人の間にはある秘密があって…。そして時代は終戦を迎え、復員船で祖国に戻った二人は共に暮らすようになるが――。男同士の情愛の儚さを、当時の風景を濃密なタッチとともに描いた表題作とその続編。ほか読み切り5篇を収録した、ファン必携の作品集。
草間さかえさんの本はいつも
レビューでどう表現したらいいのか分からず
結果、ぜんぜん中身の無いことしか書けないんですけど
今回も非常に感想書きにくい作品でしたw
何回も読み返さないと理解できない・・・
相変わらず読解力のひどい私です。
■どこにもない国・パラダイムロスト
戦争によってPTSDを患った上官と、その部下のお話。
作者が「どこにもない国=ユートピア」と書いていますが
誰にも邪魔をさせない、二人だけの世界という感じ。
テーマが重いのですごく緊張感あります。
二人とも独占欲強すぎて若干病んでますねww
川で水浴びするシーンがえろくて萌えた。
■1と2の間
子どもの頃に男同士のSEXを見たせいで
女の子にもチンコが付いてると思い込んでいた男の話。
最後までHシーンは無かったけど
年下の子が攻だよね?たぶん。
天然でヘタレで可愛かった。エロ見たかった。
■0と1の間・0か1の世界
高校の同級生が社会人になって
結婚とか挫折とかレイプとか複雑なお話でした・・・
これ、人間関係がよく分からなかったの私だけ?w
5回くらい読み返してようやく分かった気がします。
みっちゃんがずっと一途で
強引で優しくてカッコ良くて、いい男だと思った。
■もののことわり
学生×お茶の先生。
短いお話なんだけど、子ども扱いしてる男に
縛られて、犯されてる先生がとてもエロいです。
やっぱり草間せんせいの作品って
和服のキャラがすごくよく合うなー
私は、表題の戦争の話がいちばん好きでした。
やっぱり年下×年上はいいですね!
すごく読み応えのある一冊でした。
エロ
★★★
萌えた
★★★★
切ない
★★★★
笑える
★
買って良かった
★★★★
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1. どこかに。
草間さん新刊、とても良かったです。難解でw
装丁が綺麗でした。あの青さがいいね。
全体を通して、何ていうのかな、ストイックなエロを感じました。
「どこにも~・パラダイム~」
戦争から故郷へ帰れるのに、心はあの島へ思いをはせる。2人居た、どこかの島へと。
竹内と早川の、甘さはあまりなかったですが、互いを大切に想う心が伝わってきて、良かったです。ノスタルジーな感じで。
「0と1~」
表題作の次に良かった。
みっちゃんがイイ男過ぎるw短髪眼鏡、いいな。
強引ではあったけど、関係をもって、鶴田はそこで初めて、三ツ矢の気持ちを思い知る。
長い恋を、あきらめていた想いを、捨てずにいてくれて良かった。
この2人の続きが読みたいですね。
今回は「王様~」と違って、ちゃんと厚みがあって、読み応えもありましたv
やっぱ草間さんは、BLが合ってますw
>ayahitoさま
草間さん、あの難解さが良いんですね~。
感想は書きにくいから辛いですけど。
草間さんの時だけayahitoさまに代筆して頂きたいぐらいww
ノスタルジーな雰囲気すてきですね。
確かに装丁も綺麗でした。(半透明の帯もイイ)
>今回は「王様~」と違って、ちゃんと厚みがあって
ぶはっwww
ですよねー。手に取った瞬間、「厚っ!」と思いました。
これからもぜひBL中心で活躍して頂きたいと思いますw