読書感想文ブログだった所。
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<あらすじ>
洋館に囚われた無垢な弟・霞に献身的に仕える、無口で無愛想な加納。主人の胤彦は、感情を見せない加納に伽を命じる――この男の激情を感じるために。そして暴かれる三人の秘密、本心、愛…死者が語る最後の一日とは。他、著者の才能全てを揃えた傑作集。
「耳たぶの理由」が気に入ったので。
4つの作品が入っている短編集ですが
これ全部同じ人が描いたとは思えない・・・
国枝先生、振り幅広すぎるよー
■番人
最初のシーンで、すでに主人公が死んでいて
埋められているという、
BLとしては斬新なスタート。
洋館の主人と、美しくて病弱な弟・霞。
そして世話係の加納という3人の関係が複雑に絡んでいて
「耽美を目指した」という作者の言葉通り
怖いくらいに狂った愛が描かれています。
斎原が死んだ後、その死体の傍らでSEXをする
霞と加納の描写がディープで、ふつくしい・・・。
ラストとか結構難解なんですけど
けっきょく霞は最後どうなったの?死んだの?
■Show Me Heaven
おやじリーマン×若い水商売の男。
娘に約束をすっぽかされた冴えないオヤジが
そこに現れた水商売の男と一日デートするお話です。
ロン毛にアニマル柄のコート、というハデな外見なのに
「遊園地初めて」と言って
わーわー言いながら本気で喜ぶ真也と
仏頂面でスーツを着たままのオヤジという組み合わせが
恐ろしく遊園地に似合いません・・・w
しかし、このオヤジが今まで、
つまらないと言われ続けてきた自分の殻を破って
真也の手を取ったシーンはちょっと感動。
花火をバックにしたキスシーンは少女漫画のようでした。
お父さん、真也とも娘とも上手くいくといいねー
■空の裏側
高校の後輩×先輩の再会もの。
同級生の陽介にレイプされた野宮と
レイプ現場に遭遇し、体を押さえるのを手伝ってしまった保。
強烈な過去の記憶に苦しむ二人が
陽介の死をきっかけに再会します。
テーマが重過ぎて読むのがちょっと辛くもあるんですが
BLによくある、
「レイプされたのにいつの間にか
気持ちよくなってしまって結果ほだされる」
という黄金パターンではなく
その記憶に捕らわれて当事者達がずっと苦しんでいるという
しっかりとしたストーリーがある所が良かったです。
ラストは、なんか「世にも奇妙な物語」っぽいw
この作品は昼ドラで実写化すればいいと思う。
■めぐり逢い...COSMO
宇宙世紀801X年。
インパクト強すぎる地球連邦の艦長のお話です。
いや、ダメでしょこれはwwwwwww
国枝先生、普通にしてれば絵も綺麗なのに何してんスかwww
アゴ割れてるとか
体毛がモジャモジャのボーボーだとか
ヒゲがちくちくしてるとか
眉毛に寝癖が付いてるとか
この作品はどういうモチベーションで読んだらいいのか
イマイチよく分かりませんwww
そしてHシーンは、受と攻の絵のタッチが違いすぎて
1コマごとに違う漫画を見ているかのような違和感が。
なんというカオスwwww
この本の、他の作品がかなりシリアスだっただけに
このはじけっぷりはかなり困惑。
えー、様々な作品がありましたが
通して読んでみると、やはり最後の「めぐり逢い...COSMO」で
全ての記憶が飛んでしまうのが難点です。
ここまでやりきる国枝先生はさすがだわ。
新也美樹先生、紅蓮ナオミ先生に次ぐ
お下品エロに認定したいと思います。
あ、でも下品だのカオスだの言ってますけど
私はけっこう好きです。
COSMOだけで丸々一冊出してくれたら私は買うぞ!
エロ★★★★
萌えた★★★★
切ない★★★
笑える★★★
買って良かった★★★★
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