＜あらすじ＞
言うつもりなかった「好き」　受け入れられると思わなかった「自分」　考えもしなかった「関係」　好きな相手と付き合うのが、こんなにも怖くて幸せだなんて知らなかった―。
戸惑いながらもひたむきな恋愛を描いたシリーズ連作に短編2本と描き下ろしを収録した最新刊コミックス！




邑崎ーーーーーーーーー！！！！（号泣）
もう･･･もう･･･
ダメだよこんなお話描いちゃ･･･
せつなすぎて髪の毛ぜんぶ抜けちゃうよ。

スタイリッシュBL表紙コレクション で紹介したこの作品。
もちろん本屋さんで堂々と買えました。
ヤマシタ先生ありがとう。


ひたすら三十路の男と年下の男の
胸がキュンキュンしそうな恋愛のお話です。

なんかね、会話のひとつひとつが
なんかすっごくイイですね！

必死にクールぶってみたり
なのにすぐ動揺して悔しがってみたり
初めての恋愛に浮き足立っている三十路男の苦悩が
すごく上手く表現されてると思う。


もう、二人ともウブすぎて
読んでるこっちが恥ずかしいくらいです。
最近の中学生でも
もっと大人の恋愛してると思うよ？ｗ


そして、作中にセックスシーンは出てくるのに
ナッシングキスだったのが
わたくしちょっと個人的にカルチャーショックでした。
なのに萌えるってコレ。


あと、最初は当然のようにオヤジ攻めだと思っていたのに
途中でオヤジ受けだという事に
気づかされた時の私の歓喜っぷりｗ
一人で「ぎゃーー」とか叫びそうになったわよｗｗｗ

だって告白の仕方とか、普段の態度とか
初めてのベッドシーンでは押し倒す側だったりとかで
私の中ではオッサン攻めが確定していたのですが

場面が変わってオヤジが悶絶してるシーン見て
「お前が受けなんかーい！」と
ヒゲ男爵ばりのツッコミをしてしまいました。

真川くんだって
「他の男の話しないで･･･」なんて
受けっぽさ全開のセリフ言ってたくせに。。。



そして、この物語で忘れてはいけないのが
邑崎ですよ。
「お前は俺にとってただの棒」と言われていた
邑崎ですよ。
事あるごとに「お前なんか」呼ばわりされている
邑崎ですよ。


最初、美成と邑崎は軽ーい付き合いで
セフレ程度だと思っていたのですが
邑崎の本当の気持ちが見え隠れする度に
せつないわ萌えるわ大変なの！！！
どうすればいいの！

特に描き下ろしのせつなさといったら･･･
私はどこまで禿げたらいいの？


いつも「またな」と言って見送る美成に
「またな」ではなく「じゃあな」と言う邑崎。

こ　れ　は　せ　つ　な　す　ぎ　る

友達なのにセフレ。
セフレだけど好き。
でも好きな人は「初めての恋愛」だと言って年下の彼氏に夢中。
こんな設定、泣くなという方が無理。


正直、これを読んだら私は
真川×美成カップルはどうでもいいから
邑崎×美成を全力で応援したくなりました。

美成･･･早く真川と別れて！（ムチャいうな）



同時収録は短編集。

・叔父さんと姪のお話。
ＢＬなのに女子高生目線で話が進んでいくのが
なんか珍しいなーと思って読んでましたが
未送信メールのせつなさ。
やっぱ叶わない想いって萌える。

しかし、人の携帯を勝手に盗み見て
あげく未送信メールを
勝手に送信してしまうってどうよ？

私だったら許せないｗ


・サンタさん（？）のお話。
すっごく好きです。
もうヤマシタトモコさん、こういう
恋が始まる前のモキュモキュするような
描写が秀逸すぎる。
素直にバレンタインに告白する！という
たった1行で済むような事を
一体何ページに渡ってやっとんねん！ｗ
しかも最終的に告白まで行かないで終わるという。。。



・超ガチゲイ×超ガチＭノンケのお話。
このお話、この本の中で一番好きだ！
冒頭の乳首ピアスしてるリーマンを見た瞬間に
リアルで声を出して笑った。

あと「意外と巨根なんで」と自分で言ってしまう
元田さんに吹いたｗｗｗ
そしてだんだん、話が進むにつれて
超ガチＭなはずの末友さんが
なんとなくガチＳっぽくなっているのが面白いです。
それじゃ逆じゃん。
よけい萌えるじゃん。
これは是非とも続編を見てみたい作品。


この本はかなり個人的に満足度高かったです。
「くいもの処明楽 」も面白いとは思ってたけど
この作品を読んで、作家買いする決心がつきました。
お勧め！


エロ★★☆☆☆
萌えた★★★★★
切ない★★★★★
笑える★★★★★
買って良かった★★★★★


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