＜あらすじ＞
公務員の幹田はホモでもないのに男に恋心を抱いている。 女たらしの幼なじみ小矢に。 恋心を隠して友達づきあいを続けることに限界を感じ始めた幹田は、居酒屋で出会ったゲイの州戸と一夜を共にする。 一度きりの関係のはずが、再び州戸は幹田の前に現れ、幹田の日常は壊れてゆく・・・。 表題作シリーズ他、短編4作、さらに描き下ろし後日談を収録した、最新作品集。



結局のところ、最後まで読んでも
「イルミナシオン」の意味が分からんタカジョウなのですが
どういう意味なのか（もしくは何とかけているのか）
教えてエロい人。

･･･って書いておきながら
今ググってみた訳ですが
イルミネーションの事だそうですね。
また一つ賢くなってしまいました。
（きっと一生使わんと思うが）


最初、ヤマシタさんの作品を読んだのは
「くいもの処明楽」だったんですけど
その時はまぁまぁ･･･面白いかな。
ぐらいだったのが、
遡ってコミック読んだらじわじわと面白さに嵌っていき
気づいたらコミック全部揃えてたというマジック。


そろそろ、ヤマシタトモコ先生の長編が読みたいんだ。
絶対面白いと思うんだ。





・イルミナシオン（表題作）
これ、けっこう好きです。
ゲイ（州戸）→ゲイ？（幹田）→ノンケ（小矢）の三角関係。
州戸のキャラクターが好き。（告白）
それにしても幹田は自分勝手すぎるだろ！
それなのに寂しがるなんて始末の悪い奴だな！ぷんぷん！
州戸に「好きになってくれなくていい」とまで言わせておいて
報われなさすぎて泣けます。
頼むから幹田と州戸がくっついてください。（ムチャいうな）



・ラブとかいうらしい
ベランダでひたすら男２人が会話しているという
なんとも斬新な作品。
なんか哲学的で頭の悪い私にはよー分からんかったｗ



・ばらといばらとばらばらのばらん
―私が恋してる人を、
同じような目で見ていた恋敵は、男でした―。

ヤマシタさんお得意の女の子目線のお話。
分かりやすくすると
「薔薇と棘とバラバラのばらん♪」て事ですね。
この女の子、カッコ良すぎます。
いまどきこんな真っ直ぐな女いねーよｗ
とか思うのですが
こんなにカッコイイ女の子なのに
イジメをする様な奴を好きになるとは、これいかに？
これがもし少女漫画だったら中久サンと十亀くんは
間違いなく恋人になるフラグが
びしびし立っています。




・あの人のこと
すげー斬新な作品ｗ
何の説明も無く２ページ程度のショートストーリーが続き
最後のオチを読むと、
みんな共通して同じ人の事を語っていたのだと気づく。
不思議なお話です。
けっこう幸せな一生･･･だよね。



・神の名は夜
ヤマシタさんの「多分デビュー作」との事ですが。
ヤクザものは苦手だ･･･
まだコメディ系だったら大丈夫なんですけどね。
痛いのとかカンベンしてください＞＜



あと全体通して、名前が難しい人が多いですね。
珍しい名前というか。


それから、最後の描き下ろしが全編コメディなので
本編ではシリアスだったお話も、
最後にほっとさせてくれるのが嬉しいです。
特に、イルミナシオンの描き下ろしで
開き直った隆氏や州戸が最高です。

あんたら、もうそのまま３Pでいいじゃん。（いや良くない）



エロ★★
萌えた★★★★
切ない★★★★★
笑える★★★
買って良かった★★★★


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