平均評価： 

＜あらすじ＞
男にも女にもだらしない甲斐性無しの秀吾が出会ってしまったのは元カノ（現：友達）の父親。ありえない！と秀吾の警笛は鳴り響くが、気持ちは止められず。この恋はホンモノ…？ 星と人を繋ぐ４編とデビュー作を収録。せつない恋心を優しく描いたテラシマ待望のファーストコミックス。



オヤジものというだけで
ワクワクしながら買ってみました。
今流行りの枯れ専て奴ですね。（無理やり使ってみた）


･･･しかし、思った以上に重い。
高校生から中年への恋を中心に
星の話とか、人の生き死にに関する事を交えながら
展開されていくお話なのですが

これは気軽に
オヤジ！萌え！
とか言えない雰囲気だ･･･





1冊目の「ポラリスベル」では、
中年オヤジの哀愁とか
秀吾の葛藤とか
付かず離れずの淡い想いとか
「お父さん取らないで･･･」とか

なんか、すごく雰囲気があっていい漫画だな～と
ホンワカして読んでいたのですが


2冊目の「ポラリスまでの距離」に入ってから
星の話がだんだん難しくなってくるのと同時に
人の死とか
久我山さんの大人の事情とか
どんどん深刻になってきて
目が滑って困った。


秀吾が久我山さんに告白したけど
「父親というものに憧れていただけでは？」と
言われてしまうのは悲しいですね。

私も小さい頃から父親が居ないのですが
好きな人からそんな事言われてしまったら
ハッキリ否定しきれないだけに
なんて返せばいいのか困る。


それでも、「それもオレの一部です」と
ハッキリ自分の気持ちを伝えた秀吾が
すごくステキだった。

そして、期待を持たせるのも良くないと
キッパリ断った久我山さんもステキ。

普通のBLのように、
すんなりとカップルにならない辺りが
すごくいいですね。
最近、「くっつくの早すぎるだろっ！」って作品も多いので。


その分、十年以上経ってから再会して
「口説く」と言われてうろたえる久我山さんが
めっちゃ可愛かった！
なにこの可愛いオヤジｗｗｗ


個人的には、フラれた時点でバッドエンドを迎えた方が
好きだったかもしれません。
でも多分せつなすぎて暴れると思う。


あと最後にどうしても言いたいんですけど、
結婚式の時の秀吾の服はどうなの。
（どこの台湾マフィアかと･･･）


エロ★
萌えた★★★
切ない★★★★★
笑える★★
買って良かった★★★★


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