＜あらすじ＞
一流企業を辞めた途端に彼女にフラれた沢津は、大学時代の友達５人とヤケ酒。「俺ァ、ホモになるぞ！」と叫んだ翌日、目覚めると友達の一人の宇高と素っ裸で寝ていた。 放心状態の沢津に宇高は「沢津がずっと好きだった」と告白し、「もう二度と会わない」と出て行った…。 友情と愛情の狭間で戸惑う男たちのじれったい恋を描いた表題シリーズ他、衝撃のデビュー作や描き下ろしも収録したファン待望のファーストコミックス！



今まで、表紙のイメージで
絵が苦手かも･･･と思って
鈴木ツタさんの作品に見向きもしなかった事を
心から後悔した。
デビューコミックスなのになんという秀作。


一流企業を辞め、彼女にもフラれ
友達5人とでケ酒を呑んでいた沢津が
次の日目覚めたら友達のひとり・宇高と
裸で寝ていたという
よくある「カラダから始まった恋」のお話ですが


ずっと好きだった相手から
酔った勢いでヤラれたのに
「お前は俺の毒牙にかかったんだよ」と笑って
自分を悪者にする宇高。

せ･･･せつなっ！
宇高がどんな気持ちでそのセリフを言ったんだろうと
思うとたまらなくせつない。


しかし、その後沢津に気持ちを受け入れてもらえて
「ば･･･ばかじゃないの」と言いながらも
真っ赤になって目に涙を溜める宇高。

か･･･可愛い！
なにこのツンデレ！
この時の宇高の表情には
禿げ散らかす程萌えました。

そんでHシーンのまたエロい事。
「ちんしゃぶはちょっと自信ねぇ･･･けど」と言われて
ちょっと残念そうな宇高とかｗｗｗ


おばーちゃんが亡くなった時のエピソードとか
ついうっかり泣きそうになりました。
フラフラしてるように見えて、沢津はいい奴だなぁ。


そして、ラブラブになった二人は
残りの友達3人に付き合う事を公表するのですが

ここから怒涛の禿げ萌え展開が･･･！！！


笑顔で祝福する一方で
「沢津のような勇気を持っていなかったことを後悔した」
と、一人静かに嫉妬に燃える男、黒島。

あーやばい。
黒島せつねぇー！（じたばた）


俺もずっと宇高の事を思っていたのに･･･と
失恋に心を痛める黒島に

「保身なんか考えるから持って行かれるんだ」と
不意打ちのキスをして怪しく微笑む高田。

たーかーだーーー
萌ーえーるー！

黒島がせつなすぎて胸が痛かったのですが
最後は報われてホントに良かった･･･。


後日談で、高田の彼女から高田を奪う事を
直談判する様子が描かれています。
彼女強すぎ。


なんか、ストーリーはベタな感じなんですが
終始キュンキュンしながら読みました。



以下、同時収録の短編。

■正味なココロ、正味なコトバ
惣菜屋さんと、ひどい偏食のサラリーマンのお話。
ひたすらサラリーマンがご飯を食べてくれるようにと
餌付けをしていくお話なのですが
これまたえらい萌えた！

続木さんのクソ真面目な所と
竹馬くんのワンコ攻めっぷりが
とてもいいカップリングです。

続木さんが
「（自分は）むっつりなんだね、きっと」と
真顔で言ってしまう所には盛大に吹いた。



■お世話になります
オレ様な絵本作家×ヘタレ家政婦。
いくら欲求不満だからって
「チッ」って舌打ちしながらムリヤリ素股やらせるとか
どんだけ自分勝手なんだよ･･･
それにしても岩田さんの方が受けかよ！
ごちそうさまです！



■半径１０メートルの引力
お隣さん同士のお話。
な、なんか受けの子がすっごいショタに見えるんですけど！
でも誘い受けっぷりに萌えた。（結局萌えたんかい）
Hシーンがエロくて満足でした。
しかしHの時の
「ぶんぞうさん･･･っ」という名前がちょっと。
もっとカッコイイ名前が良かったなーｗ



鈴木ツタさん、今後は作家買いしようと思います。

あと読んだ後、カバー下の
「私はホモが大好物です」の文字＆名前欄に
盛大に吹いた。
なにこの作者。大好きだ！


エロ★★★
萌えた★★★★★
切ない★★★★
笑える★★★
買って良かった★★★★★


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