■春に孵る
小さな女の子が主役なんですが
義理の兄弟がSMプレイをしている所を
姪っ子が覗き見してしまうお話。
ムチで叩かれて流血してるのが痛そう･･･(´；ω；｀)
なんか昼ドラみたいなストーリーだったｗｗ


■当然の結末
ゲイ×ノンケのリーマンもの。
好きだから一度セックスしてよ、と頼まれて
ホテルで初エッチに挑むというお話なんですけど
最後は会わない事を約束して別れるという
パッと見、すごく明るい作品なんだけど
切ない余韻が残るお話だった。



■十三夜幻灯
生死の境を彷徨っている男×赤いロン毛の謎の男
という、御伽噺のような作品なんですけど
これ･･･怖い！怖いんですけど！
BLでこんな怖い話を読む事になるとはｗｗ
笑顔で包丁をふりかざすシーンと
身体をサクサク切り刻まれてるシーンが怖すぎ。
トラウマになるレベルｗｗ


■枷、或いは束縛
若い男がオヤジをベッドに縛って
監禁生活を送るというお話。
ラストが「世にも奇○な物語」みたいでしたけど
この本の中ではコレが一番好きかも。
監禁するのが
気の弱そうな眼鏡君ってのが萌える。


■夢のあとさき
生死の境を彷徨っていた男が、
夢の中で好きな子とエッチするお話なんですけど
「十三夜幻灯」が
ギャグになったようなカンジですねｗ
数少ないハッピーエンド（？）で安心します。


■手のひらの上
「耳たぶの理由」の続編。
このカップルすごく好きなんだけど
この本の中ではいちばん影が薄い気がするｗｗ
なぜエロを描いてくれなかったし。



帯には
「稀代のストーリーテラーがBLの枠を超えて
様々な愛を描いた･･･」とありますが
確かにこれはBLの枠を超えてるかもですねー。
後味悪い作品ばかりですが、国枝ワールドを堪能できますよ！

特に「十三夜幻灯」は
殺されて、体切り刻まれて、生首を飾られてって
コレBLじゃなくてホラーだろｗｗ


エロ★★★
萌えた★★★
切ない★★★
笑える★★★
買って良かった★★★★


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