―俺は積極的な子嫌いじゃないよ　むしろ好きかも
自分から乗っかったりされると　たまんなかった

木下けい子さんの　君によりにし
のご紹介です。
＜あらすじ＞
『最初から、俺は身代わりだったのか?俺は』
父の葬儀の夜、大学生の大和は印象的な男と出逢う。彼は名乗ることなく、気になる言葉を残していった。「息子さんですか、よく似てらっしゃいますね」と。数日後、大和は思いがけず彼と再会を果たすのだが・・・月明かりの下、ひそやかに恋が始る・・・






帯。（半透明）







「先生に･･･叱られてしまうな」
↑この一言に禿げ萌えしました。（報告）


説明がすごく少ないんで、最初読んだ時には
ちょっと混乱しましたが･･･

「え？え？結局なに？
　お父さんの身代わりにしてたっていう事でFA？」
「でも何で最後ハッピーエンドっぽく簡単に終わっちゃうの？？」

など、たくさんの？？？が頭に浮かんだんですが

じっくり読み返してみると
小野寺さんの
高倉健さんばりの不器用さゆえ
だったという事が分かって一安心です。

不器用なら
まぁしょうがないよね。（妙に納得）


小野寺さんが「その声で呼ばないでくれ！」
と叫んでからの体を重ねる描写が
すげーエロくてわたくし大満足でした。

作品全体に漂う雰囲気とエロとの相乗効果で
なんだかもう･･･言葉にできないけど
すっごい耽美。

描き下ろしも素敵です。


帯その2。







同時収録の「スロウバラード」は
リーマン同士の再会モノです。

こちらも、すごく雰囲気を持っている作品。
学生時代に付き合っていた二人が
社会人になって再会するのですが

昔、傷つけあった事もあり
簡単には素直になれない。

もう一度友達としてやり直せないか？と
空白の10年間を取り戻そうとするのです。


10年間、お互いに
幸せであるようにと願っているなんて
･･･素敵やん？（紳助風）


大人のBLです。
じーんと余韻に浸れる作品をお求めの方は、ぜひ。


エロ★★★
萌えた★★★
切ない★★★★
笑える★★
買って良かった★★★★


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