休みがちで1学年ダブっている比嘉と
クラスメイトの秀才・野波。
比嘉がまたダブりそうだという事で
先生に頼まれて勉強を教える事になるのですが
お互いにワケアリな家庭環境という事もあって
自然と惹かれ合うようになります。

やっぱり天禅さんの高校生モノってイイ！
面白かったなー
相手を好きになったら、もうその事で頭いっぱいになって
不安になったり性急だったり、未熟で若い感じが
すごく伝わってきて胸キュンなんですよ！
それに受の子の誘い受けっぷりが凄かった～
セックスなんて興味ありません、みたいな顔してたのに
「がまんできない」っておねだりするようになるなんて･･･
初めてのエッチにハマるクールビューティけしからんですね！


でもこの作品、わりと最初から2人は両想いになって
エッチな事も普通にしてるんですけど
すごくいろんな要素を詰め込んでいて
飽きさせません。
終始ラブラブではあるんですけど
2人の家庭環境が複雑なので次から次へと邪魔が入る感じで
比嘉もフラフラしてるから、この先どうなっちゃうんだろう？って
非常にヤキモキしましたよ！
でも、本当はすごくすごく好きなのに
自分は当て馬なのかな？って傷付くパターン
切なくてめっちゃ好きです（告白）


ただ、最後に比嘉の好きだった女・知世さんに会いに行って
ケリをつけるシーンは･･･ずいぶんアッサリ終わったねｗ
男女の関係でもっとゴタゴタするかと思ったけど
･･･まぁそれ描いたら1冊じゃ収まらないか！

あとこのお話は、脇役もナイスでした。
クラスメイトの長沢とタケすごくいい奴らでしたねー
保さんもそうだけど
周りを巻き込んで素敵な関係になっていくのが
とても爽やか！青春！って感じです。


エッチシーンに関しては、
６９とかトコロテンとか保健室プレイとか
そんなに量が多い訳ではないけど結構濃かった印象です。
高校生同士なのでどこでもサカる感じが初々しかった。
いいぞもっとやれ。


タイトルの「ドッガール」は
不揃いとか不恰好という意味だそうですが
若くて未熟な子たちの恋愛に掛けているわけですね。
キラキラ眩しいお話でした。
冬の海の再会シーン、ちょっと泣いたｗ