泣きながら酔っ払って倒れている高校生・千尋を
拾って帰ってきてしまった山田26歳。
めんどくさい事は嫌と言いながらも優しい山田に
失恋したばかりの千尋は一気に惹かれていきます。

ノンケ社会人×ゲイ高校生という
正反対のカップリングという事もあって
2人の距離がほんのちょーーーーっとずつしか
進展していかないんですよ！
このじれったさがたまらん！
まだ26歳なのにイイ感じにくたびれている山田が
千尋と一緒に過ごしているうちに
「もしかしてコイツ俺の事好きなのかな？」って
急に意識しちゃって、ソワソワし始めて
ずーっとドキドキしてるのが可愛かった。

恋愛って、もしかしてアイツ自分のこと好きなのかなって
気付き初めて、いろんな駆け引きする段階が
一番楽しいと思うんですよね。
千尋のひたむきさに何度も心打たれながら
がんばれ千尋！って思いながら読みました。


父親がいなくて、弟たちの面倒みている千尋が
誰にも甘えられなくて一人で頑張ってるっていう事を
一見ぶっきらぼうなオッサンが分かってくれて
乙女な趣味とか、男を好きな事とか
今まで我慢していたものを許してくれる所が
なんかジワジワ泣けてくるんですよねー。
甘やかしてくれる人が見つかって良かったね･･･（母親目線）

エッチなんて最後の最後まで無いんですよ？
私もう今回エロ無いのかと思ってたんですけど
最後にちゃんとエロあったので安心しました。
おしゃぶりのシーンとか
結構しっかり描かれてて素晴らしいです。
もう･･･山田さんの優しさたまらんなぁ。



チューするのにもいちいち気を遣っていて
「ベロ入れていい？」とか聞いてきて
すごくゆったりした展開でじんわり萌えました。
やっぱり三田さんの漫画好きだー！
今までの三田さんの作品の中で
一番分かりやすくて読みやすいと思います。
オススメです！