鳥カゴに閉じこめて　愛してくれなくてもいい
傍にいることが許されるなら　きっとそれだけで幸せだから

ホームラン・拳さんの　僕は君の鳥になりたい。
のご紹介です。
＜あらすじ＞
しっかりものの高校生・小山 炯（こやま けい）。まだ恋を知らず、恋をしたいとも思わない。孤独が寂しい時には、誰かに抱いてもらえばいい。それが先生でも同級生でも・・・。そんな炯が、医大生の藤井と出会う。優しく笑う藤井を見て、炯は自分の胸が焦がれるような、気持ちを初めておぼえる。これは、恋・・・？けれど藤井は、姉の恋人。切ない恋の物語が、今ゆっくりと始まった。





絵がすごく綺麗で可愛いです。
表紙の絵と中身の絵がちょっと違う気もしますが。


まず、１ページ目から学校でのHシーンから始まって
ド肝抜かれました。
いきなりかいっっ！！！（眼鏡ぱりーん）
だって主人公15歳ですよ･･･？
こんな色気ある可愛い15歳が居てたまるか！


それにしても、いくら似合うからって
女の子用の浴衣しか無いからって
ナチュラルに着せてあげるのはどうかと思う。


姉の萌も女の子らしくて可愛いです。
BLとしてはちょっと珍しいキャラですね。

BLの女性キャラって、妙に男性同士の恋に寛容というか
サバサバした性格の人が多いじゃないですか。
萌は弟に嫉妬するし、ワガママだし
ある意味すごくリアルな女の子。

ＢＬ漫画を見ているというより
普通の少女漫画を見ている気分になります。


炯は姉の恋人（藤井）を好きになってしまいますが
藤井の事を思う純粋な気持ちと
男であれば誰にでも又を開くという性格が
なんかミスマッチすぎる。

でもそこが萌えた。（けっきょく萌えたんかい）


姉の悲しむ顔は見たくないと
姉弟の絆を大事にしようとする炯は
鳥になって閉じ込めて欲しい、
傍にいるだけでいい、と
自分の気持ちを押し殺そうとします。

あー健気。
とても先生とか同級生と
セックスしてる１５歳とは思えないんだぜ？

←これは帯（裏）。
このシーンすごく好き。
最後のコマの炯めっちゃ可愛い。





脇役の叔父（エロ小説作家）も
イイ感じで炯をサポートしてくれて、
ナイスなキャラでした。

あと、父親との確執も
最後は救われるような形になったのがステキだった。


それから、描き下ろしとカバー下のオマケが秀逸です！
特にボツになったシーン＆コスチュームの
「暴走する炯」
「荒ぶる萌」
「官能小説を音読する炯」
などには噴いた。
なぜボツになったのか謎です。


ホームラン・拳さんの作品、初めて読みましたけど
他の作品はけっこうファンタジー系が多いみたいですね。

うーん･･･他のも読んでみたいけど
私、ファンタジー大嫌い人間なので悩む。。。



エロ★★★★☆
萌えた★★★☆☆
切ない★★★★☆
笑える★★☆☆☆
買って良かった★★★★☆
ふすまが可哀相★★★★★


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