なあ正崇 君も僕の所迄・・・ 堕ちて呉れないか
僕から決して離れないように 滅茶苦茶にして上げる
<あらすじ>
時は大正九年。一高入学を目指して志高く上京した田神正崇(たがみまさたか)が奇しくも出逢ったのは、謎めいた美青年、俟爵家の御曹司・斎木蒼磨(さいきそうま)だった。その時から、正崇の運命が狂おしく迸りはじめる――!! 愛憎入り乱れる、美しくも悲痛な大正浪漫幻想譚!!
「ふしぎ遊戯」などでおなじみの渡瀬悠宇先生が
「凛花」の連載でBLを描いていると聞いて。
公式サイトでいきなり男の子が縛られてたので
勢いで買ってみましたw
ぶっちゃけ、渡瀬先生の作品は今まで
一度も読んだことが無いのですが
(ファンタジー苦手なんだもん・・・)
これはかなりのドロドロ展開で
めちゃめちゃ面白かった!お勧め!
本がちょっとお値段高めなので
悩んだ末の冒険でしたが大当たりでした。
でも「窮鼠シリーズ」と同じフラワーコミックスなのに
こちらはかなり知名度低いみたいですけど
なんで人気ないんだろう?
もっと評価されてもいい作品だと思います。
時代は大正。
俟爵家の美しい御曹司・蒼磨と
蒼磨の家に書生として入った正崇の
愛憎入り乱れる物語です。
初めは淡い想いを抱きあうだけの二人でしたが
蒼磨が正崇の事をムリヤリ抱いてから
正崇は蒼磨を恨むようになります。
恨んでいるけど拒む事ができなくて
泣きながら嫌がる正崇と
愛しているのに辛そうに正崇を抱く蒼磨の
Hシーンが毎回壮観!
縛られたりしてSMちっくな部分もあったり。
嫉妬に狂った主治医にムリヤリ犯されたり。
一番萌えたのが、「着物を脱ぎたまえ」と言われて
おそるおそる着物を脱いだ正崇が
ふんどし一丁だった事w
ふんどしプレイキタ━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━ !!!
(ああそうさ。私はふんどしマニアさ。)
そしてふんどし脱がされて、ピアノの鍵盤の上に座らされて
体を隅々まで弄ばれるという・・・
いつの時代のAVだよっ!と思うぐらい
ベタだけどとっても萌えました。
しかも、その現場を
蒼磨の妹・櫻子が覗いててね・・・
この家は一体どうなっとんねんwww
後日、何を言われても答えようとせず
無言の抵抗を続けていた正崇をむりやり犯し、
「声を上げたまえ 声が聞きたいのだ」と
せつなそうに言う蒼磨様も良かった・・・。
あと、着物を着たままで帯で縛られる
着物プレイもすごく良かった!
つーか、Hシーンの話ばかりですみません。
(好きなHシチュエーションばっかりなんだもん・・・)
さすが渡瀬先生ですから、絵が綺麗で
エグい描写も多いです。
でも何を隠そう、私はこういう
ドロドロなメロドラマ展開が大好物で・・・w
蒼磨の妹の櫻子がこれまた酷い女で
嫉妬から正崇の食事にガラスの破片を仕込んだり
泥団子を食べさせたりして
正崇に嫌がらせをするわけ。
家なき子を思い出したのは私だけじゃないはず・・・
しかも泥団子を食べる事を拒否していると
「正崇は下のお口しか使えないのよねぇ」とか
「いつもお兄様のものは飲んでいるんでしょう」とか
陰険下ネタ虐めが炸裂しますwwww
上巻では田舎から出てきたばかりの
素朴で可愛いかった正崇も
どんどん酷い目に遭い、可哀想だなーと思いますが
一方で、もっとやれ!蒼磨!櫻子!
と、心の片隅で応援しているドSな自分も居ますwww
最終巻である下巻は来年3月発売という事で
もう今から待ちきれなくて夜も眠れない状態です。
あー楽しみだー
ひとつ、難点があるとすれば
ちょっと本が大きめで、しかもハードカバーなので
収納場所に困ります。
どこに置こうかな、コレ・・・(困惑)
エロ
★★★★★
萌えた★★★★★
切ない★★★★★
笑える★★
買って良かった★★★★★
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