―俺は　この身体に触りたかった
　恋なのかと問われると正直よく分からない
　秀利は危なっかしくて痛々しくて
　ずっと心の端に刺さり続けた棘みたいなもんだ

本日のコミックは
原作：崎谷はるひさん　作画：山本小鉄子さん
あの日のきみを抱きしめたなら　1巻
です。
＜あらすじ＞
六浦健吾の二歳年上の幼なじみ・沢木秀利はゲイだ。秀利の高校卒業式の日、告白しようとした秀利を無自覚のうちに振ってから十年、健吾は後悔し続けている。抱いてくれるなら誰でもいい―　そう言い放つ秀利に健吾は･･･！？





木下けい子祭りを終えて
山本小鉄子祭りに突入ですｗ


なんだかとっても痛い作品ですね。
健吾と秀利の心の痛みがビッシビシ伝わってきて
読んでいて辛いですよ。


健吾は秀利の気持ちを知っているけど
自分が抱いている秀利への気持ちの意味が分からない。
恋かと聞かれると分からないけど
秀利が他の男に傷つけられているのは許せない･･･

同性愛というマイノリティに苦しむ二人が
丁寧に描かれています。
あーせつないっ！（じたばた）


夜中、
健吾にそっとキスして声を殺して涙する秀利には
思わず涙します。
なんて不毛な恋なのー！


秀利は「歳をとると抱いてくれる男は減ってくる」
･･･なんて言ってましたけど
えー、そうなの？
オヤジになったら抱いてくれないの？
あんなに萌えるのに？（黙れ）


･･･って事はさておき、
「抱いてくれる人が居ない」からと言って
暴力男を捨てられずにズルズル行くなんて
もっと自分を大事にしてくれよォ！
とオバちゃん叫びたくなります。

1巻の最後の方では、二人イイ感じになっていますが
2巻以降は、どういう展開になるのか非常に楽しみです。


それにしても山本小鉄子さんの
振り幅の大きさには驚愕。
初めて読んだのが「満開ダーリン」だったので
こういうシリアスモノもすごくいいじゃん！と
新たな発見でした。

ジャンル問わず小鉄子さんの作品を集めたくなりました。

エロ★★★☆☆
萌えた★★★★☆
切ない★★★★★
笑える★☆☆☆☆
買って良かった★★★★★
DV反対！★★★★★


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